ハワイでauの世界データ定額を利用(海外ローミングは便利だけどコストが心配)
8月に訪問したハワイ(ハワイ島&オアフ島)では、3種類のSIMカード(h2o by KDDI、Lycamobile、UNICOM_HK)を検証しましたが、この期間がたまたまauが世界データ定額(980円/24時間)を無料で提供しているキャンペーン期間(2018/8/1から2018/9/30)だったので、auのiPhoneについてはSIMカードの挿しかえではなく世界データ定額の海外ローミングを利用しました。
(ホノルル空港に到着後に世界データ定額に申し込んだ直後の画面:回線はVerizon)
感想から述べると、非常に簡単、すごく便利。
コストはお高め
今回は、無料だったので10日間フルで利用しましたが、3泊4日以内の弾丸ツアー以外はやはりSIMカードかなという印象。
au STAR会員の場合、「毎月1回24時間分の世界データ定額が無料」とは言え、4日間で2,940円、5日間だと3,920円となります。このあたりがSIMカードとの分岐点ではないでしょうか。
メリット①:設定が楽
ただし、SIMカードに比べ、設定方法は一番楽です。あらかじめアプリをインストールしておけば、現地で利用開始ボタンを押すだけです。
SIMカードを入れ替えたり、APNの設定を変更したりと面倒なことなことが嫌な方には、海外ローミングは一番楽だし、コストも10日間で1万円以内なら許容範囲と思う方がいても不思議ではありません。
メリット②:通信状況により最適な回線に自動切換え
現地SIMカードにはないメリットとして、海外ローミングの場合、現地の携帯会社各社の回線を勝手に選んでくれることかもしれません。
今回検証したSIMカードでは、h2o by KDDIはAT&T回線、LycamobileはT-Mobileの回線を利用しているため、違う会社の回線にはつながりませんが、海外ローミングでは提携している各社の回線(AT&T、T-Mobile、Verizon)に通信状況により自動的に切り替えてくれます。
意外と面倒だった点:24時間ごとに申込みが必要
auの世界データ定額は24時間ごとに申込みが必要です。申込みといっても世界データ定額のアプリなら「利用開始」をポチッとするだけです。ホノルル空港に到着後すぐに最初の申込みをすると翌日もその時間になると再度申込みが必要になります。
それに気づかずに外出先でLINE等で連絡を待っていても届きません。意外と面倒な点でした。
あと、Wi-Fiにつながっていると申し込みできません。ホテルにいるときに申し込みしようとしてもいちいちWi-Fiを切らないと申し込みできません。その後Wi-Fi接続に戻すのを忘れるとそのまま4Gでつなぎっぱなしということも起こります。
オススメ:最初の24時間だけ使う
auの世界データ定額は、au star会員は月の最初の24時間は無料です。その点を活かして、現地でSIMを挿しかえるまでのつなぎとしては十分に使えると思います。
海外ローミングでは、ハワイ島とオアフ島の主要な場所でどの回線に切り替わっていたのかスクリーンショットで紹介します。端末はiPhoneSE。
ハワイ島・ハプナビーチ①(Verizon)
ハワイ島では、宿泊先(カイルアコナ:アストン・コナ・バイ・ザ・シー)でLycamobileが受信できなかったため、T-Mobileの受信がイマイチだった印象がありますが、ビーチでは意外と強いようです。
アストン・コナ・バイ・ザ・シーでは、同じauでも機種によってAT&TとVerizonに回線が分かれました。
(左がiPhoneSE、右がiPhone8)
ダイヤモンドヘッドのクレーター内部は崖に囲まれているので、3Gでした。少し登ると4Gになります。
オアフ島では、AT&Tばかりのようですが、実際にはT-MobileやVerizonに切り替わってました。(ホノルル空港に到着した直後はVerizonでした。)
このように、海外ローミングでは、通信状況により自動で回線が切り替わります。安定して通信ができるという点では、現地SIMカードにはないメリットだと思います。